親子遠足の日だった。朝5時に起きて弁当作り。今年も大型観光バス12台を使って。園庭に全園児、保護者が集合し、園長先生の「いってきま〜す!」の号令で、年長から順にバス停まで歩いて。
うちは、カノンが居るので年少クラスのバス。ミオは親なしで年長のバスに。
と、年中が出ようとしたその時、ユラユラ...あれ?地震かも? 「きたきたきたーー、大きいぞ!」グラグラ〜〜!! 立っていられない。外に居てこれだけ感じるなんて、大きさのほどがわかる。
”キャ〜〜!”という声。「大丈夫です!慌てないでください!揺れは絶対におさまります!慌てないでください!」という園長先生の声で落ち着く。”揺れは絶対おさまる””慌てない”とはよくわかっていることだけど、その場にいると、そんあたりまえのことが思いつかない。他人から言われてはじめて頭に入るもんだ、とわかった。
そのうち、揺れはおさまった。あちらこちらで携帯で連絡をとりあう人たち。「震度5?!」「いや、6弱だって!」「震源地は?」「栗駒あたりらしい」。
く、くりこまって...すぐ近く....大崎市でこんなに強い地震があるなんて、思いもしなかった。
子供たちは?! 年長の子供たちは大丈夫なの?!! 他の父兄が見に行ってくれた。
ミオ、さぞかし怖かったろうに。先生たちも一人で30人の安全を確保するのに怖かったろう。
園庭には地割れ。道路では水道管が破裂したのか?マンホールから水があふれている。
とりあえず、皆でバス停まで歩く。道中、みんな携帯で連絡をとりあう。中には顔色を変えて電話しながら、戻っていた家族も。
岩出山は?! ここより震源地の近い岩出山では手術を終えたばかりのバーバが。電話はなかなか繋がらない。
そこへ義姉から安否をたずねるメール。そうか、メールを使えばいいんだ。少し落ち着いて、返信。大阪の実家近くに住む義姉にも送り、実家に伝達をお願いした。
バスに乗り込むも、遠足中止。即解散。消防車や救急車が行き交う。
小刻みに身震いがして、誰とも話す気になれない。
自宅に着いた。「覚悟はできてる?」とパパ。震度5強でも、物がぱらぱら落ちた程度だったので、そんな覚悟はなかった。玄関に入る。焼き物の人形が一つ壊れている。この焼き物、地震の度に首がとれて、もう何度治したろう。
リビングに入って、唖然。

まず、神棚の塩、水、お札が落ちて散乱している。

キャスター付きのゴミ箱がかなり前進している。ホームベーガリーがコンセントをつないだままだったので、それで引き止められていたか?

テレビが前進。テレビ台の上の鉢植えがおち、土が散乱している。

そして、被害の大きかった食器棚。突っ張り棒をしていたので、倒れはしなかったが、きっと扉がきっちりしまっていなかったのだろう。お皿が割れて散乱。

脱衣所の引き出しが倒れて洗濯機にもたれかかっている。

2階では本棚が倒れて扉の柱に激突。大きな傷が残る。
トラックが通るだけで震度2を感じる3階では、かなり揺れたのだろう、ギターは全部倒れ、テレビが落ちてパソコンに激突。ピアノの上に置いていた教本も全部落ちている。

片付けをしている中、子供たちはおやつ食べ放題。事態を理解しているかのように大人しく。
昼過ぎまで身震いが止まらず落ち着かなかった。
途中、お向かいさんちのお友達が遊びにくる。遊び相手ができてほっ。お友達のママと赤ちゃんは長い間入院中。パパと二人暮らしの今。心細かっただろう。
お昼を過ぎてもかえらなかったので、一緒に庭でお弁当を広げて食べる。

2時。少し落ち着いて、カノンとパパは昼寝。 余震は昼ごろと夜7時ごろに震度3、それ以外は震度2があったらしいが、体の揺れがずっと感じるので、震度2くらいではあまりわからない。
ミオと私は心労で疲れきっていた。ごはんののどの通りも悪い。食欲も落ちる。
まあ、でも、皆無事で良かった。ライフラインも全く支障なしでよかった。
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